「種子島産粗糖」ブランディング計画
ロゴ / タグライン / ブランドブック / サンプル用包材 / ブランドカード
企画とコピー : Daisuke Kimura (ears)
イラストとデザイン : Kayo Hirao (ears)
写真(種子島ロケ) : Tatsuya Tabii(足袋井写真事務所)
写真(料理):Atsushi Hirano
Client : 住商フーズ株式会社
クライアントは、住友商事グループの「食」部門として国内外の様々な食品の開発と輸入及び販売を行っている住商フーズ株式会社。2019年4月に導入された同社CIのコンセプトブックのデザインを担当したご縁で「種子島産粗糖」の魅力を伝えるブランドブック作成のお話をいただいた。
粗糖とは、さとうきびからつくられる精製前の砂糖のこと。蜜を含めて加工すると黒糖に、蜜を分けて加工すると粗糖になる。黒糖ほど濃厚じゃなく、グラニュー糖や上白糖、三温糖といった精白糖よりもさとうきび本来の旨みや蜜の香りが残っている。試食すると、甘いというよりも旨い。そのまま食べても、おいしいのだ。
今回の「種子島産粗糖」の主な用途は業務用。当然、ブランドブックの対象も企業やお店になる。その風味を活かした食材は、和菓子、洋菓子、パンに焼き菓子、そして惣菜や煮物、調味料まで多岐にわたる。その魅力をもっと広めるのが、今回のミッション。
「種子島ならでは」という地域の魅力と「粗糖ならでは」の価値は密接に結びついているのだけど、ふたつを掛け算で最大化させることを心がけ、ブランドブック(種子島の粗糖本)の他にも、取引先企業が自由に活用できるロゴやイラスト、写真データなどの配布キット作成にも取り組んだ。
ちなみにわが家でももっぱら料理に使っている。
肉豆腐に卵焼き、ねぎダレなどなど。もう手放せません。